2013年6月14日金曜日

秀丸マクロ:辞書引きマクロ

SimplyTerms(ST)に同梱されているマクロの中で、一番役立つのは「辞書引きマクロ」だと思います。秀丸エディタを使って翻訳をしているときに、カーソル位置の単語、あるいは選択範囲の用語について、JammingやDDWinで辞書を引くことができます。

使う場合には、自分の環境に合わせて数カ所書き換える(カスタマイズする)必要があります。バージョンアップ時に不用意に上書きしないよう、カスタマイズするときに別名で保存しておくことをおすすめします(最近はマクロ自体はバージョンアップされていないようですが、念のため)。

マクロの動作

単語(またはフレーズ)を選択している場合
  • その選択範囲をJammingやDDWinで調べます。
選択していない場合
  • 英語の文章では、カーソルがある位置の単語を調べます。カーソルが改行やピリオドの所にある場合、ファイルの前方にさかのぼっていって最初に出会った単語を調べます。
  • 日本語の文章では、カーソルがある位置の「漢字の連なり」を調べます。ひらがなやカタカタ、改行や句読点のところにカーソルがある場合は、直後が漢字ならその漢字、漢字で無い場合はファイルの前方にさかのぼっていって最初に出会った漢字(の連なり)を調べます。

また、このマクロは英単語の語尾(ed, ing, ies, es, er, est, ness など)を補正してくれます。ただし、機械的に判別しているので、正しく補正できないものもあるので注意してください(例えば、putting→putt, species→specy となってしまうなど)。

カスタマイズ方法

マクロを保存しているフォルダにある、「Dic_DDJamming.mac」(中身は普通のテキスト)を秀丸で開き、
//●●●●●カスタマイズ部分-ここから●●●●

//●●●●●カスタマイズ部分-ここまで●●●●
で挟んである部分を書き換えて、(別名で)保存します。書き換え方はそのカスタマイズ部分の上に書いてあります。

カスタマイズ箇所は以下の通りです。私はJammingだけしか使ってないので、DDWinについてはよくわかりませんm(_ _)m。

・110行目から(必須

使用する辞書ブラウザを指定します。このマクロでは、Jammingのみ、DDWinのみ、あるいは両方を使うことができます。

・118行目から

終了時のフォーカスを「辞書画面のまま」にするか、または「秀丸に戻す」かを選びます。

・135行目から(DDWinを使う場合のみ)

「通常のフレーズ検索」か「プラプラ検索」とするかを選びます。

・155行目から(DDWinを使う場合のみ。「実行ファイルのある場所」は必須

DDWinの実行ファイルのある場所やグループ指定、検索条件などを書き換えます(指定方法などは、DDWinのヘルプで確認してください)。

・171行目から(Jammingを使う場合のみ。「実行ファイルのある場所」は必須

青字の部分(Jammingの実行ファイルのある場所と辞書グループの指定、検索条件など)を書き換えます。

run "c:\\program files\\Jamming\\Jamming.exe -w\"" + $$word + "\" -m\"一網打尽\" -n\"第1グループ\" -#1 -f";

  • 「c:\\program files\\Jamming\\Jamming.exe」の部分→自分の環境で、Jammingの実行ファイルのある場所に書き換えます。(文字化けしているかもしれませんが)円マーク(\)を二つ重ねることを忘れずに。
  • 「一網打尽」→Jammingの検索方法を指定します。「一網打尽」か「前方一致」にするといいと思います。(私は普段は「前方一致」で検索しておいて、必要なときだけ、Jamming側で検索方法を「一網打尽」にして調べています。)
  • 「第1グループ」→Jammingを複数立ち上げ、いつも決まった「辞書セット」(Jammingの辞書ウィザードで設定できます)で辞書を引く場合、この部分を自分が使う「辞書セット」の名前にしておけば、その辞書セットで辞書を引いてくれます。辞書セットを案件毎に変えたりする場合は、この部分は書き換えずに、Jamming側で自分で辞書セットを指定すれば大丈夫です。

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Jammingは現在では単体での新規ライセンス販売は終了していますが、Logophileの正規ユーザーには無料オプションとしてライセンスが発行されるようです。

また、Logophileでこのマクロと同じような機能を使いたいという方は、「On the Backstage 翻訳者のための情報源」で秀丸からLogophile(のみ)を引くマクロが公開されています。
(「【PC】役に立つソフトウェア」→「2. 翻訳業務に役立つソフトウェア」→「◎Logophile」の「秀丸エディタとの連携マクロをこちらで公開しています」)
58, 59行目の、「Logophileの実行ファイルのある場所」を(必要に応じて)自分の環境に合わせて書き換えれば使えます。

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